聖遺物「緑の狩人の容器」のテキスト
聖遺物セット「翠緑の影」(すいりょくのかげ)
詳細
緑の狩人が使用していた革水筒、中の空間は想像よりもずっと大きい。
ストーリー
非常に頑丈な容器で、密閉性に優れている。
伝説によると、狩人は篝火で休憩している時の内緒話をこの中に入れた。
狩人はかつて、深夜の野原で他人の匂いを嗅いだ。
狼の群れと魔物を相手にしても恐れなかった彼女だが、他人の会話に参加する度胸はなかった。
あの時の狩人は既に人間の言葉の発音を忘れていた。
たとえ彼女が人に頼まれて、緑の魔物狩人になっても、
彼女の話すところを誰も見たことがない。彼女が行動の痕跡を一切残さないように。
……ある夜、彼女は自分の笑い声を革水筒に詰め込んだ。
時折、彼女は寂しいと感じると、必ずその笑い声に耳を傾ける。