聖遺物「旧貴族の花」のテキスト
聖遺物セット「旧貴族のしつけ」
詳細
絹で作られた瑠璃色の花、様々な場面で付けられた。今でも捨てられた日と同じくらい鮮やかである。
ストーリー
緻密で滑らかな絹で作られた青い百合。
旧貴族の女性が使っていた冠り物。
かつてモンドを支配していた旧貴族が残した精巧な髪飾り。
あの伝説の時代、貴族の容姿と立ち居振る舞いは一般人の模範であった。
その行動や知恵によってモンドの民を導き、臣民を統べただけでなく、
容姿までもが整っており、彼らはモンド人を代表するものであった。
それは単に高貴な血を受け継いだからではない。
彼らが美徳を守り、周囲に原則と尊重を保って行動したためであった。
だが、彼らの限りない欲望によって、貴族の寿命は縮まった。
自慢だった華麗な美貌も衰えていった。